2011年11月30日水曜日

鈴木宗男元議員、仮釈放へ 6日にも


受託収賄やあっせん収賄など4つの罪で懲役2年、追徴金1100万円の実刑判決が確定し、服役中の新党大地代表、鈴木宗男元衆院議員が12月6日にも仮釈放されることが30日、分かった。
 鈴木元議員は無罪を主張し、最高裁まで争ったが、昨年9月に有罪が確定し、失職。同年12月6日に収監され、栃木県さくら市の喜連川社会復帰促進センターで服役していた。
 服役期間は捜査段階の勾留期間の一部などの未決勾留日数を差し引かれ、満期ならば収監から約1年5カ月後の来年4月の見通しだった。
 公選法などの規定では、刑期を終えてからも5年間は選挙に立候補できない。

2011年11月10日木曜日

朝ドラの"お約束"を無視する『カーネーション』、リアリティーのある脚本が面白い


今回ツッコませていただくのは、10月3日から放送されているNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』。
 コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコという、コシノ3姉妹を育てあげた母の実話に基づくフィクションで、脚本を務めているのは、映画『ジョゼと虎と魚たち』や『天然コケッコー』、文化庁芸術祭大賞を受賞したNHK広島の単発ドラマ『火の魚』などを手掛けた渡辺あや。丁寧な脚本には定評があるが、連続ドラマ経験がない人だけに朝ドラという"長丁場"を不安視する声があったが......。
 まず朝ドラのお家芸(?)というべき、「何でもヒロインのおかげ」「何でもヒロインが解決」パターンがない。「頑張りすぎのヒロイン」は、頑張りすぎて倒れてしまうのが"お約束"だが、『カーネーション』においては、高熱で職場に向かうも、「おまえ一人いなくても何も困らん」「それより風邪をうつされるほうが困る」と"本当のこと"を言われ、職場から追い返され、悔し泣きする。
 もう一つのお約束「土下座」も登場するが、これまたパターンが大きく異なる。娘・糸子(尾野真千子)に洋裁を教えてほしいと、根岸良子(財前直見)に土下座する父・善作(小林薫)。それを慌てて制止する根岸先生に「今やろうとなさってるのは、まさか、あの土下座というもの......?」と聞かれると、ケロリと言い放つ。
「土下座くらいなんぼでもしますわ、商人は」
 全体的にはリアルなストーリー展開だが、部分的には「矛盾」を指摘する視聴者の声もある。たとえば、呉服店を営む頑固な父親が、洋裁を応援し始める展開には、「急に良い父親になってしまった」という落胆の声があったり、妹にお金のことを散々説いたヒロイン・糸子が、初仕事の相手からお金をもらわなかったことへの違和感を覚えているなど。
 だが、そのときどきの心の揺れや衝動的な感情、「ちょっといい気分になっている」心の動きなどによる矛盾があってこそ、リアリティーというもの。
 特に父親は、本当にときどき「単なる僻み根性」で娘にいけずをしてみたり、横暴を働いたり、ひどく打算的だったりする。でも、常に一貫性があって良識ある登場人物より、よほど人間らしくて魅力的ではないか。
 これは、実話をベースにしているから説得力があるという理由ももちろんあるだろうが、実話とフィクションとのバランスが実に上手い。
 放送開始から1カ月以上経過している現時点で、まだ1回も「タルい」「要らない」回がなく、王道ドラマゆえの大雑把さもなく、かといって近年のドラマに多い、「伏線」だらけの脚本家の得意気が前面に出ているドラマとも違う。
 ただひとつ惜しいのは、朝ドラの昔からの不思議――「毎日見たい顔ではない」などという声がけっこうあるように、ヒロインの器量の良し悪しのみで判断する層が多いこと。洋装でキリッときめたときの糸子は実に美しいので、その落差も含めて、楽しみたいものです。

2011年11月5日土曜日

豊さ指数、日本は12位、中国は101位―国連開発計画

2011年11月2日、国連開発計画(UNDP)が発表した「人間開発報告書」の2011年度版によると、その国の豊かさを示す「人間開発指数(HDI)」で日本は12位、中国は101位だった。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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HDIとは「平均寿命」「教育水準」「1人当たりGDP」の3項目からその国の豊かさを測るもの。日本は昨年の時点では11位だったが、その後の統計情報の修正により最終的に12位となった。中国は101位、韓国は15位だった。

対象となったのは187カ国・地域。上位数カ国に変動はなく、1位はノルウェー。これにオーストラリア、オランダ、米国、ニュージーランドが続いた。最下位はアフリカのコンゴだった。なお、必要なデータが入手できなかった北朝鮮は対象に入っていない。(翻訳・編集/NN)

2011年11月3日木曜日

リンジー・ローハン、また収監 保護観察の条件破り


米ロサンゼルス郡地裁は2日、2007年の飲酒運転による保護観察処分の条件を破ったとして、女優、リンジー・ローハンさん(25)に30日間の収監を命じた。ただ、カリフォルニア州の刑務所が定員超過状態にあることなどから、実際の収監はごく短期間になる見通し。米メディアが伝えた。
 担当判事は、収監期間の終了後に遺体安置所での奉仕活動や心理療法を受けることなどもあらためて命じ、再び違反すればさらに長期間の収監を言い渡すと警告した。
 ローハンさんは07年以降、飲酒運転や万引の疑いでたびたび訴追され、短期間の収監や保護観察処分を繰り返している。
(共同)