2011年7月22日金曜日

国指定史跡の商家が全焼 男性の遺体、当主か 山口

22日午前2時55分ごろ、山口県防府市宮市町にある国指定史跡の住宅「宮市本陣兄部家」から出火し、建物を全焼。焼け跡から男性の遺体が見つかった。
 兄部家は鎌倉時代から続く商家で、建物は1789年に焼失し、その後再建された。防府署は、遺体は連絡がつかない当主の兄部次郎さん(84)とみて確認を進めている。
 防府市によると、兄部家は江戸時代、大名が参勤交代で泊まる宿として使われた。萩と防府を結び、幕末に志士たちが往来した街道「萩往還」が国の史跡に指定されており、兄部家はその関連遺跡として、書院など一部が国指定史跡になっている。ほかの部分も追加指定される予定だったが、今回の火災で建物は全て焼失した。
 防府署によると、兄部さんは妻の敏子さん(79)と2人暮らし。敏子さんは逃げる際、軽いやけどを負った。同署が出火原因を調べている。

2011年7月21日木曜日

NHKドラマ「胡桃の部屋」 竹下景子「向田さんと桃子ダブる」

 向田邦子原作のドラマ10「胡桃(くるみ)の部屋」(NHK総合、26日スタート)の完成試写会が東京都内で開かれ、親子役で出演した女優の松下奈緒(26)、竹下景子(57)が出席。竹下を抱き締めるシーンを演じた松下は「竹下さんが本気でぶつかってきてくださったので、羽交い締めのようになってました」と笑わせた。
 ドラマの舞台は昭和55年頃の東京。三田村家の次女、桃子(松下)は絵本の出版社の編集者として平穏に暮らしていたが、ある日、父の忠(蟹江敬三)がリストラされ失踪。忠がおでん屋を営む節子(西田尚美)と暮らし始め、母、綾乃(竹下)が不安定になるなか、桃子は父の代わりに一家を守ろうと奮闘する。
 「もし同じ立場になったら」と聞かれた竹下は「(夫を)追いかけるか踏みとどまるかが、大きな選択肢。私は乗り込んでいく勇気はないかな。あまり、周りにいろんなことを言ったり、行動で示すというよりは、どこか信じて待っている、そういう妻でいたいですね」と苦笑い。
 ヒットした連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でも2人は共演。松下の義母役だった竹下は「今回は最初から奈緒ちゃんが、竹下さんじゃなく『お母さん』、蟹江さんのことも『お父さん』と呼んでくださったので、私はお母さんになれたような気がします」と仲の良いところを見せた。
 今年8月は向田さんの没後30年。過去に桃子役を演じたことのある竹下は「桃子と向田さんはダブるところがあります。向田さんが、桃子の奥底で生きているような気がします」としみじみと語った。

2011年7月19日火曜日

「政治はチームプレー学ぶべきだ」 江田法相が政権結束訴える

江田五月法相は19日の記者会見で、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たした日本代表「なでしこジャパン」について「日本、特に被災地の皆さんに大きな力を与えてくれた」と称賛した。
 なでしこジャパンから政治が学ぶべき点は何かとの質問には、「緊張した場面ではチームプレーが一番だと痛感している」と述べ、足下が揺らいでいる菅政権の結束を訴えた。

2011年7月15日金曜日

菅首相の居座り 「支持しない」90%

「菅首相の居座り」について、12日までに1万6185人(男性1万4284人、女性1901人)から回答がありました。「この『居座り』状態を支持するか」については90%が「NO」。「菅首相が中部電力に浜岡原発の停止を要請したことを評価するか」という設問にも「反対」が77%と上回りました。「菅首相のもとで大震災への対応は進んでいると思うか」については94%が「思わない」と答えました。
(1)この「居座り」状態を支持するか
10%←YES NO→90%
(2)菅首相が中部電力に浜岡原発の停止を要請したことを評価するか
23%←YES NO→77%
(3)菅首相のもとで大震災への対応は進んでいると思うか
6%←YES NO→94%

「粘り」を歓迎すべきだ

 福岡・男性会社員(57)「原発、電力、建設などの利益を擁護する旧態依然の勢力(政治家、企業、官僚など)がはびこる日本を変えなければ、21世紀では後れを取る」
 ブラジル在住・男性自営業(65)「菅首相を辞めさせたいのは、民主党内の小沢(一郎)氏や鳩山前首相のグループ、それに自民・公明の議員たちで、国民の意志ではない。菅首相の良しあしを問う前に、被災した国民や、復興を二の次にして、権力闘争に力を注ぐ者たちこそ厳しく弾劾すべきだ」
 茨城・男性会社員(61)「この原子力発電の計画を進めたのは自民党であり、彼らが責任を取るべきだ。自民党が他の政党を批判すること自体がおかしい」
 兵庫・男性教師(57)「無責任な政権のたらい回しが続いたあと、これほど粘りのある首相が現れたことは歓迎すべきこと。『菅降ろし』は原発利権擁護のための政局づくりにすぎないと考えてのみ納得がいく。いま菅首相が辞めると、将来の日本にとって取り返しのつかないことになる」
 北海道・女性医師(27)「首相が代わっても、状況が好転するとは思えない。辞任すればいいというものではない。反省を今後に生かして続けてほしい」

民主主義の弱点が露呈

 大阪・男性自営業(42)「これほど醜悪な為政者を見たことがない。被災者の方々の心情を思うとやりきれない」
 島根・主婦(40)「言葉をもてあそんで延命をはかる首相など信用ならない。政治家なら、明瞭な言葉で国民の誰もが誤解しないように自分の意見を述べるべきで、二言があってはならない」
 東京・男性公務員(56)「どうしても震災復興を成し遂げたい気持ちはわからないでもないが、政治判断ができないということを早く悟るべきだ」
 東京・男性会社員(55)「部下を守らない人間の下で、本気で仕事をする人は出てこない。自分が選んだ人間を裏切ることが平気な人間に他人の痛みがわかるはずがない。民主党に投票した有権者の一人として恥ずかしい」
 東京・男性パート(40)「危機のときに指揮官を代えるなというが、その逆の例は過去にいくらでもある。だめな指揮官では状況は悪くなるばかりだ」
 千葉・男性自営業(63)「民主主義の弱点が露呈した。権力欲にまみれた人物を葬る手立ては、時間しかないのか」
菅首相の退陣表明
 菅直人首相は、退陣の時期に挙げた「一定のめど」について、第2次補正予算案、特例公債法案、再生エネルギー特措法案の成立を挙げています。しかし「燃え尽きるまで全力でやりたい」とも発言し、7月に入ってから「辞める、退陣するという言葉を私自身が使ったことはない」とも話しています。菅首相が脱原発を争点に解散・総選挙に打って出る可能性も指摘されており、いつ辞任するのかまったく見通せない状況です。

2011年7月12日火曜日

ボケ69歳、ツッコミ29歳 40歳差お笑いコンビ異例デビュー

年の差なんと40歳! 奇想天外なお笑いコンビが、異例のデビューを果たすことがこのほど、分かった。その名も「LOVE40(ラブフォーティー)」。古希間近の熟女、バネッサ(69)と三十路を目前に控える青年、黒澤終身名誉監督(29)が昨年結成、11日に行われる所属事務所のお笑い公演でデビューする。愛ならぬ、お笑いは年の差を超える!?(サンケイスポーツ
 69歳のボケと29歳のツッコミ。2人が並ぶとまるで親子、いや祖母と孫にすら見える。
 ともに昨年4月、現所属事務所のお笑い養成学校「太田プロエンタテインメント学院」に入学。黒澤はピン芸人を目指していたが、バネッサに“ナンパ”された。
 「コントの授業があって、黒澤さんの顔が私のおいっ子にそっくりだったので、声を掛けて相方をお願いしたんです」
 “おばさんパワー”に押された黒澤は、「1回きりで終わるだろと思っていたんですけど」と振り返る。が、ネタの打ち合わせで顔を合わせるごとに異変が。「毎回、お弁当を作ってきてくれるんですよ。情がわいてきまして…」と明かした。
40歳の年の差もさることながら、69歳での芸人デビューも異例だ。バネッサはかつて、日本テレビ系「TVジョッキー」の「奇人変人コーナー」出演を夢見ていた。46歳の長男、40歳の次男、35歳の三男の母親でもあるが「私にも片方だけの寄り目とか3つぐらいできたんですけど、子供たちに『テレビに出たら、ボクたち一歩も外に出ない』といわれて、ずっとガマンしていたんです。年金がもらえるようになったし、やってみようと思った」と説明した。
 バネッサの暴走気味の“井戸端トーク”に、黒澤がツッこんでいく芸風。今年3月に学校を卒業後、所属事務所に認められ、11日に東京・新宿明治安田生命ホールでデビューする。
 オペレーターとして49年働き続けているバネッサは、家族にお笑い挑戦を伝えていない。一方の黒澤は56歳の父親、54歳の母親にデビューを報告したばかりで「内緒にしていたんですけど、見に来てくれることになりました。バネッサにしっかりセリフを覚えてもらいます」。2人で力を合わせ、第一歩を踏み出す。

2011年7月8日金曜日

麒麟・川島、ツイッターで小森純を祝福

お笑いコンビ、麒麟の田村裕(31)が7日に大阪出身の一般女性(23)と結婚したことが同日、分かった。2年の交際を実らせ、七夕に婚姻届を提出。著書「ホームレス中学生」で稼いだ2億円の印税を使い切った田村は「嫁に屋根と壁のない生活はさせない」と決意表明した
 相方の川島は5月にタレント、眞鍋かをり(31)との破局が明らかになったばかり。田村の結婚発表後に早速、自身のツイッターで祝福。相方につぶやいたのかと思いきや「結婚やて。おめでとう。小森純さん」と同日に婚姻届を提出した小森宛てのメッセージでオチをつけた。(サンケイスポーツ