2012年3月26日月曜日

横田基地に日米調整所 北朝鮮「衛星」に対処 ミサイル防衛も一体化

領空侵犯や弾道ミサイルに対処する航空自衛隊の中枢、航空総隊司令部が26日、米軍横田基地(東京都)に移転し運用を開始する。日米は移転に伴いミサイル防衛(MD)の拠点となる「日米共同統合運用調整所」を新設し、情報共有や連係運用を強化。自衛隊と米軍の一体化がより加速する。
 北朝鮮は4月に事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験とみられる「衛星打ち上げ」を予告しており、早々に調整所の機能に注目が集まりそうだ。
 調整所は総隊司令部の地下に開設し、大型モニターを設置。日米の幹部が、米国の早期警戒衛星や空自の地上配備型レーダー、空中警戒管制機などの情報を共有、協議する。同じ階にはミサイル迎撃などの指示をする空自の指揮所があり、地下通路で米空軍の指揮所とも行き来できる。

2012年3月21日水曜日

警戒区域入った女性、死亡 「気分が悪い」訴え、意識失う

20日午前11時ごろ、東京電力福島第1原発事故の警戒区域に指定されている福島県浪江町で、重機を区域外に持ち出すために許可を受けて入域していた50代の女性が倒れたと119番があった。女性は救急車で福島県南相馬市の病院に搬送されたが、午後1時に死亡が確認された。政府の原子力災害現地対策本部によると、原発作業員を除けば、警戒区域に立ち入った人が死亡するのは初めて。
 原子力災害現地対策本部によると、女性は同僚数人と事業者向けの立ち入り許可を受けて入域。急に「気分が悪い」と訴えてトイレに入り意識を失ったという。
(NSN産経ニュース)

2012年3月19日月曜日

「ヒトラーが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」 谷垣氏が橋下氏の大阪維新めぐり警鐘

自民党の谷垣禎一総裁は18日、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」の国政進出に期待が高まる政治状況について、戦前に日本軍部やヒトラー、ムソリーニが台頭した際を想起させるとの観点から警鐘を鳴らした。
 京都府内で講演し「政党政治が駄目だということで昭和10年代に日本で軍部が出てきた。ヒトラー、ムソリーニが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」と述べた。
 谷垣氏は、維新の会について「(事実上の次期衆院選公約である)維新八策はいろいろ問題点があり、方向性が明らかな政党になるかは未知数だ」と指摘した。同時に「既成政党に期待しても無理との気分があるから、第三極が期待を集めている」と分析。「軍部やヒトラーらが出てきたのは、既成政党や議会政治では物事を処理できないと多くの国民が思った時だった。議会政治家はそれを十分に意識し、国民の批判を受け止めなければいけない」と力説した。