2012年3月26日月曜日

横田基地に日米調整所 北朝鮮「衛星」に対処 ミサイル防衛も一体化

領空侵犯や弾道ミサイルに対処する航空自衛隊の中枢、航空総隊司令部が26日、米軍横田基地(東京都)に移転し運用を開始する。日米は移転に伴いミサイル防衛(MD)の拠点となる「日米共同統合運用調整所」を新設し、情報共有や連係運用を強化。自衛隊と米軍の一体化がより加速する。
 北朝鮮は4月に事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験とみられる「衛星打ち上げ」を予告しており、早々に調整所の機能に注目が集まりそうだ。
 調整所は総隊司令部の地下に開設し、大型モニターを設置。日米の幹部が、米国の早期警戒衛星や空自の地上配備型レーダー、空中警戒管制機などの情報を共有、協議する。同じ階にはミサイル迎撃などの指示をする空自の指揮所があり、地下通路で米空軍の指揮所とも行き来できる。

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