2011年3月24日木曜日

北限の海女、ぼうぜん 潜るの「おっかない」


大津波は「北限の海女」で知られる岩手県久慈市の小袖海岸ものみ込んだ。素潜り漁の実演が人気を集めた観光地は一変した。小袖漁港を拠点に働く海女は約20人おり、観光客が集中する夏場が稼ぎ時。幸い犠牲者はいなかった。だが昨年新築した観光拠点「小袖海女センター」は建物が流され、無残にもコンクリートの基礎だけの姿に。今は油が浮き、流された船や重機が海底に沈む海。海女歴30年以上という中川やえ子さんは「海が変わっているだろうし、潜るのはおっかない」と不安がる。

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