2011年4月25日月曜日

德光和夫に危惧される「燃え尽き症候群」












24日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、8月20~21日に放送される『24時間テレビ34 愛は地球を救う』(同)にて、フリーアナウンサーの德光和夫がチャリティーマラソンのランナーを務めることが明らかにされた。

 このチャリティーマラソンは今回の放送で20回目となるもので、初回の1992年には間寛平、その後は杉田かおる、エド・はるみ、はるな愛萩本欽一、イモトアヤコらがランナーとなった。徳光は同番組に78年の第1回放送から出演しており、第3回からは総合司会を務めてきた。今回のマラソンは、当時66歳だった萩本欽一を抜く、70歳という最高齢でのチャレンジとなる。

 徳光と言えば、この24時間テレビや『世界ウルルン滞在記』(TBS系)などで見せる"涙もろさ"がおなじみで、その泣きっぷりは『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送系)での西田敏行と、いい勝負だ。また熱狂的なジャイアンツファンとしても知られており、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)に、王貞治現役時代最後の本塁打を打ったバットを出品したり、89年に巨人が優勝した際、広島ファンの久米宏を生番組に出演させ、「読売ジャイアンツ優勝、万歳!!」と言わせたこともあった。

 そのため、"熱狂的ジャイアンツファンで泣き虫"という、可愛らしいイメージが定着しているが、かつて06年から09年まで放送されていた『徳光和夫の感動再会"逢いたい"』(TBS系)で泣きのシーンを撮り終えた直後、自分がギャンブルで負けたことを知り真顔に戻ったことを他番組で島田紳助に暴露され、これに対し「涙は仕事です」と答える場面もあった。

 また、徳光はギャンブルファンとしても有名であり、97年には万馬券を的中させたことがスポーツ新聞に大きく報じられた(妻には『4万当たった』と嘘をついていたが報道されバレたという)ほか、08年には銀座のウインズ(場外勝馬投票券発売所)で酔っぱらって暴れたことも。徳光は63年から89年まで日本テレビの社員であったが、入社当時、給料の多くをギャンブルにつぎ込んでいたという噂もある。

 かつて『ズームイン!! 朝!』(日本テレビ系)の初代司会者を務め、日テレ朝番組の人気の基盤を作り上げ、90年以降は『クイズダービー』(TBS系)で大橋巨泉に続く2代目司会者を務め、『徳光和夫の情報スピリッツ』(テレビ東京系)『夜もヒッパレ一生けんめい』(日本テレビ系)など、数々の番組で司会を務めてきた徳光だが、今春の番組改編で『DON!』『TheサンデーNEXT』(ともに日本テレビ系)が終了となり、地上波でのレギュラーがゼロになっている。
今回のチャリティーマラソンは、3カ月前に話が決まってから、3人の医師にメディカルチェックを受ける、セカンドオピニオンならぬ"サードオピニオン"を行う念の入れようで、既に練習も始めているという。レギュラー番組という拘束がない分、このマラソンに賭ける本気度合いも大きくなっているだろう。だが、 それゆえに心配する声も高まっている。

「走り終わったその後が心配ですね。性格上、かなり自分を追い込んで練習し、本番にのぞむでしょう。今までさまざまな"応援"をしてきた自分が今度は応援される側に立つ、ということに対するプレッシャーも大きいと思います。マラソン完走という大きなミッションをクリアしたとき、燃え尽き症候群になってしまうんではないかと危惧しています。」(芸能関係者)

 日本では、「人生最大の目標を終え、打ち込む物が何もなくなった」と感じる心理状態を示すこともある"燃え尽き症候群"。すべてを完璧に仕上げるという考えはやめ、多少は妥協することが必要だとされている。徳光が完走した姿はもちろん感動を呼ぶだろうが、このチャリティーマラソンの目的はそこにはない。「前向きに、諦めずに、勇気を持って、挑戦する」姿勢を多くに人に届けることが一番である。とにかく、徳光には本当に無理をせず、健康状態を第一に考えてもらいたいと願うばかりだ。

※画像は『今夜は離さないPARTII』/キングレコードより

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